【食べないダイエットって危険?断食ダイエットのマル秘テクおしえます】
世界一、肥満の人口が少ない国は、バングラディッシュであると言われています。バングラディシュはインドのように香辛料たっぷりの料理が多いのですが、宗教上、断食をする月があるから、痩せている人が多いとも言われています。
「食べない」ダイエットは良くないと、頻繁に言われる日本ですが、ダイエットにおける断食は、どうやるのが正解なのか? 何人かの専門家の意見を集約してみましたので、ご紹介したいと思います。
●食べたくないときは食べない
結論から言えば「食べたくないときは食べない」これで断食ダイエットはOKなんだそうです。
つまり、食べないことで摂取カロリーを減らすというよりも、食べないことで胃腸を休ませてあげて、体内の代謝を「正常値」に戻すことが、断食ダイエットの極意なんだとか。
この背景には、私たち日本人は、常に食べ過ぎであるという状況があります。
たとえばお昼ごはんを食べたあと、間食をする。その後19時か20時くらいに夕飯を食べる。人によっては22時くらいにスイーツを食べる。で、25時に寝る。
25時に寝ても、胃腸は食べたものを消化するために、ずっと起きて仕事をしています。一般的には食べたものを完全に消化させるのに12~24時間かかると言われています。
しかし、朝起きて、朝食を食べます。朝食を抜く女性であっても、なにか飲むと思います。また胃腸に負担がかかります。そうこうしているうちに、またランチです。
こういうことの繰り返しで、胃腸は悲鳴をあげて、どんどん消化の効率が下がり、太るのだそうです。
●食べる? 食べない?
つまり簡単に言えば「ちょっと食べたくないな」「カラダが重たいな」こう感じたら、1食抜けばいいということです。
私たち日本人のまわりには、「つい」食べてしまう食品が溢れています。バングラディシュにはおそらくセブンイレブンも日本のようにたくさんはないでしょうし、スターバックスだって、日本のようにたくさんはないでしょう。
よって、食の誘惑に打ち勝たなくてはならないというストレスめいた気持ちを、おそらくはバングラディシュ人は持っていないと思われます。
私たち日本人はそうはいかないですよね。「つい」ご褒美スイーツをコンビニで買って食べる。「つい」スタバで生クリームたっぷりのドリンクを飲む。
でもカラダが「食べたくない」と思っているのであれば、食べない。こういう習慣が身につかないと、ずっとぽっちゃりさんのままです。
こういうことを専門家は「カラダの声を聞きなさい」という言い方で述べています。
お腹が減ったから食べたいとか、最近Hがご無沙汰だからHしたいとか、「やること(プラスのこと)」に関しては、私たちは敏感にカラダの声を感じ取ります。
しかし「胃もたれしているから1食抜こうかな」という引き算(マイナス)は、わりと苦手でしょう。
引き算をすることで、胃腸の仕事量を適正なものにしてあげる。日本における断食ダイエットの極意は、どうやらこのへんにありそうです。